ウニュスペリ限界演劇~マヤコフスキー『ミステリヤ・ブッフ』で遊ぶ会~
革命詩人マヤコフスキーの戯曲『ミステリヤ・ブッフ』を使ったワークショップ(?)を行った。
このワークショップのルールはふたつ。
1.誰かが『ミステリヤ・ブッフ』を音読する。読むのに飽きたら誰か別の人に代わる。
2.読まない人は手を動かし続ける。現場にはスケッチブックと色鉛筆、折り紙、針金、太鼓、篠笛、キーボードなどが置いてあったりした。
これらのルールのもと、さてどうなるか、と始めたワークショップだったが
……なぜかメチャクチャ盛り上がった。もうスゴく楽しかった。
後日、なぜあんなに盛り上がったのかを考えてみたところ、いくつかの仮説が生れた。
・参加者の関係性が丁度良かった(知り合い半分、他人半分)
・マヤコフスキーの戯曲が良かった(流石はロシア・アヴァンギャルドの詩人マヤコフスキー。エネルギー感が違います)
・太鼓が楽しかった(子供っぽくてよい感想。一応大学生)
……など、用意した玩具が強くハートキャッチしたとこは確かにあるかもしれない。しかし、とても興味深い感想も出た。
・参加してもしなくてもいい場だったから楽しかった。
これは興味深い。参加の強度が下がるほど、ストレスから解放される、ということだろうか。むむ……
今回のマヤコフスキーワークショップは「参加」というテーマについて考えさせられる活動だった。
※この日、録音した音がかなり良かったので、いずれ何らかの形で公開するかもしれない。